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FOAの一員として 水産業のビルドバックベター(Build back better)を共に築きます

FOAの一員として 水産業のビルドバックベター(Build back better)を共に築きます

皆さんこんにちは。シーフードレガシーCEOの花岡和佳男です。

この度、Friends of the Ocean Action(FOA)からお声がけいただき、2021年始からFOAのメンバーとして活動することになりましたことを、ここで皆様にご報告させていただきます。

FOAとは

FOAは、World Economic Forum(世界経済フォーラム、WEF)及びWorld Resources Institute(世界資源研究所、WRI)の招集により、2018年に設立された国際プラットフォームです。ピーター・トムソン国連事務総長海洋特使とイサベラ・ロヴィーン スウェーデン副首相が共同議長を務め、世界の政府・ビジネス・市民社会・国際機関・科学・テクノロジーなどの分野におけるリーダー50人超により構成されています。それぞれの知識・手段・影響力を活用して、持続可能な開発のための海洋環境及び海洋資源の保全や持続的活用を実現するために必要な緊急措置を国際社会が講じることを支援します。
https://www.weforum.org/friends-of-ocean-action 

水産業を成長産業化すると共にSDGsの達成をめざす

2020年末に開催した、イベント「東京サステナブルシーフードシンポジウム(TSSS)」では国内のサステナブルシーフード・ムーブメントを引率する複数の先進企業・組織がコミットメントを発表するなど、イベント史上最大の盛況を見せました。

また、歴史的大改正がなされた新漁業法はいよいよその施行が始まり、国会ではIUU(違法・無報告・無規則)漁業リスクから日本の水産業・地域社会・魚食文化を守る新たな法律も成立しました。国内のサステナブル・シーフードに関する取り組みが多くのステークホルダーの協働により一つずつ前進していくことに希望を感じる一方で、長引くコロナ禍によるムーブメントの減速や形骸化の恐れも目の当たりにし、基盤強化やニューノーマルに則した戦略更新に手をつけていました。

時を同じくしてFOAからお声がけいただき、水産分野におけるウェルビーイングの追求を基礎とする経済成長を目指す考えに共感し、参加を決めました。数あるアクショントラック(課題)の中でも、特に水産業の持続可能な成長産業化による世界の食料安全保障と、その実現に向けた協働精神を踏み躙るIUU漁業の撲滅に関する活動に積極的に参加していきます。異なる価値観と多様なアイデアを持つ多くのステークホルダーが、SDGs達成に向け信頼関係を築き協働する体制づくりに貢献していきたいと思っています。

さらにその経験やネットワークを通じて、シーフードレガシーのパーパスである「Designing seafood sustainability in Japan, together」を実行すべく、日本の全ステークホルダーが共有できる水産業のビルド・バック・ベター戦略を描くこと、国内の多様なステークホルダーが未来志向の健全な議論ができるオープンでフェアな協働プラットフォームを走らせること、そして国内の動きと世界の潮流における連動性や協働性を一層強化することに、貢献し続けていくことが私の希望です。

世界三大漁場の一つに数えられるほど豊かな生態系を育む海を自国の排他的経済水域(EEZ)内に持つ日本の水産業界は、改正漁業法を軸にグリーン・リカバリーを成し遂げることで、ひときわ大きな恩恵を受けることができるはずです。これは、不安定な世界情勢下に問われる国内食料安全保障戦略の基礎となるだけでなく、世界人口爆発による食料不足が確実視される国際社会の食卓に、豊かさを提供できるものであると信じています。

微力ながら精一杯精進して参ります。今後ともよろしくお願いいたします。

2020年2月26日

花岡和佳男