FIPプロフィール

    日本のカキ生産量の2/3を占める広島県の海域は、地形、潮流、水温などカキが大きく成長できる条件がそろう日本でも有数のカキの産地です。広島県でもトップクラスの生産量を誇るのが倉橋島海産株式会社。1962年創業時からカキの生産を始め、現在は広島湾南西部と中部5つの漁場で、生産から加工までを一貫して手がけています。

    これまで食の安全・安心に注力してきましたが、環境に配慮したカキの生産を日本一の産地である広島でまずは始めたいとの思いから、長年の販売先でもあり近年積極的にサステナブル・シーフードをマーケットに広めている日本生協組合連合会(JCCU)と共に取り組むことになりました。

    本FIPの改善事項は、カキ養殖による絶滅危惧種(スナメリやアカウミガメなど)や周囲の生態系への影響を把握するためのモニタリングの実施やそれを科学者と協働する体制づくり、長期的かつ予防的な管理目標を組み込んだ管理の導入などです。

    まず、MSC予備審査の結果で特定された課題を弊社と国際非営利機関Ocean Outcomes(O2)が洗い出し、活動計画を作成します。その計画に沿って、取組の主体である倉橋島海産株式会社やプロジェクト参加企業が生産現場の持続可能性の改善を行います。改善の上で必要な技術的・科学的なアドバイスや報告書の作成も弊社がサポートします。半年毎に、FIP参加者が集まり進捗報告会議を設け、活動計画に基づく進捗を確認及び必要に応じて活動計画の見直しを行います。進捗報告書は世界中のFIPの進捗状況を確認できるサイトFisheryprogress.orgに報告・公表されます。日本生協組合連合会(JCCU)はモニタリングやプロジェクトを実行する上での経済的なサポートのほか、本プロジェクトで生産された製品の販売も行う予定です。

    開始時期 2020年1月
    終了予定時期 2020年12月
    場所 広島県広島湾
    参加者 倉橋島海産株式会社、日本生活協同組合連合会、株式会社シーフードレガシー
    対象種 マガキ (Magallana gigas)
    漁具の種類 垂下式
    生産量 年間820~840トン
    予備審査 予備審査ダウンロード
    活動計画 活動計画ダウンロード
    進捗状況 fisheryprogress.org

     

    これまでの改善プロセス

    本プロジェクトは1年間の活動計画に基づき改善を実施し、半年毎に進捗確認と報告を行っています。

    • 2018年9月
      MSC予備審査
    • 2019年10月
      FIP活動に関する説明会を開催
    • 2019年11月
      漁場改善調査に関する会議
    • 2020年1月
      FIP開始

    MSC予備審査

    MSC基準に対して予備審査を受けました。

    FIP活動に関する説明会を開催

    倉橋島海産株式会社、垂下式カキ漁業者、日本生活協同組合連合会、シーフードレガシー及びその他関係者とFIPの活動内容及びMSC認証取得までの工程に関する説明会を開催しました。

    漁場改善調査に関する会議

    FIPにおいて実施する漁場改善調査に向けて、調査場所及び調査内容について意見交換を行いました。

    FIP開始

    MSC予備審査で明らかになった課題に取り組みます。例えば、対象の絶滅危惧種の専門家の特定と協力体制の構築、モニタリング調査計画立案などを行います。
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