広島カキFIP

開始時期2020年1月
終了予定時期2020年12月
場所広島県広島湾
参加者倉橋島海産株式会社、日本生活協同組合連合会、株式会社シーフードレガシー、オーシャン・アウトカムズ
対象種マガキ (Magallana gigas)
漁具の種類垂下式
生産量820-840 トン(年間)
予備審査ダウンロード
活動計画ダウンロード
進捗状況Fisheryprogress.org

背景

日本のカキ生産量の2/3を占める広島県の海域は、地形、潮流、水温などカキが大きく成長できる条件がそろう日本でも有数のカキの産地です。広島県でもトップクラスの生産量を誇るのが倉橋島海産株式会社。1962年創業時からカキの生産を始め、現在は広島湾南西部と中部5つの漁場で、生産から加工までを一貫して手がけています。 これまで食の安全・安心に注力してきましたが、環境に配慮したカキの生産を日本一の産地である広島でまずは始めたいとの思いから、長年の販売先でもあり近年積極的にサステナブル・シーフードをマーケットに広めている日本生協組合連合会(JCCU)と共に取り組むことになりました。


概要

本FIPの改善事項は、カキ養殖による絶滅危惧種(スナメリやアカウミガメなど)や周囲の生態系への影響を把握するためのモニタリングの実施やそれを科学者と協働する体制づくり、長期的かつ予防的な管理目標を組み込んだ管理の導入などです。 まず、MSC予備審査の結果で特定された課題を弊社と国際非営利機関Ocean Outcomes(O2)が洗い出し、活動計画を作成します。その計画に沿って、取組の主体である倉橋島海産株式会社やプロジェクト参加企業が生産現場の持続可能性の改善を行います。改善の上で必要な技術的・科学的なアドバイスや報告書の作成も弊社がサポートします。半年毎に、FIP参加者が集まり進捗報告会議を設け、活動計画に基づく進捗を確認及び必要に応じて活動計画の見直しを行います。進捗報告書は世界中のFIPの進捗状況を確認できるサイトFisheryprogress.orgに報告・公表されます。日本生協組合連合会(JCCU)はモニタリングやプロジェクトを実行する上での経済的なサポートのほか、本プロジェクトで生産された製品の販売も行う予定です。


プロジェクト進捗

本プロジェクトは1年間の活動計画に基づき改善を実施し、半年毎に進捗確認と報告を行っています

2018年9月 MSC予備審査

MSC基準に対して予備審査を受けました。

2019年10月 FIP活動に関する説明会を開催

倉橋島海産株式会社、垂下式カキ漁業者、日本生活協同組合連合会、シーフードレガシー及びその他関係者とFIPの活動内容及びMSC認証取得までの工程に関する説明会を開催しました。

2019年11月 漁場改善調査に関する会議

FIPにおいて実施する漁場改善調査に向けて、調査場所及び調査内容について意見交換を行いました。

2020年1月 FIP開始

MSC予備審査で明らかになった課題に取り組みます。例えば、対象の絶滅危惧種の専門家の特定と協力体制の構築、モニタリング調査計画立案などを行います。

2020年7月 FIP進捗会議を開催

FIP参加者全員とFIP進捗会議を開催。 会議では、調査機関により実施された水質・底質および底生生物に関する第一回の調査結果内容の共有、今後の調査スケジュールのすり合わせ、そして水質が基準値以下になった場合の対策について議論しました。

2020年8月 FIP生産者の底質環境対策アンケート実施

底質モニタリングの結果が基準値以下だった場合にとる対策を決定するために、FIPカキ生産者全員に対するアンケートを実施、 合意された対策は今後、広島カキFIP全体の資源管理指針に組み込まれる予定です。



弊社はConservation Alliance for Seafood Solutions 漁業改善プロジェクト支援のためのガイドラインに準拠しております。


FIP・AIP活動事例

サステナブル・シーフード
用語・レポート集

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