熊本マダイAIP

開始時期2020年6月
終了予定時期2021年9月
場所熊本県天草諸島に位置する御所浦島と樋島の沿岸
参加者熊本県養殖漁業協同組合、浦田水産株式会社、株式会社シーフードレガシー
対象種マダイ(Pagrus major)
漁具の種類生簀
生産量16万尾(約320t)
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背景

日本全国第二の養殖マダイ生産地である熊本県では、主に天草上島・下島の周辺と本土側の芦北地方周辺の恵まれた沿岸地形と海況を生かし、昭和40年頃(1965年頃)から魚類養殖業を発展してきました。そのなかでも、年間約10,000トンの収穫量がある養殖マダイは同県の主要養殖業の一つであり、県の収穫量における魚種別占有割合の5割以上を占めています。 また、県が推進している熊本県適正養殖業者認証制度により、国産の種苗の利用、養殖日誌の記録、定期的な医薬品残留検査などのルールなどを徹底することで、消費者に安全・安心を確保した県産養殖魚を提供しています。 これまで食の安全・安心や責任ある養殖業に取り組んできましたが、本プロジェクトを通じて熊本県産のマダイ養殖の持続可能性を向上させ、国内外の水産市場における競争力の強化を目標に活動を始めました。


概要

2020年6月より1年間の活動計画に基づいて日本初となるマダイAIPを開始し、2021年9月までにASC認証取得を目標としています。 本プロジェクトの対象は、熊本県海水養殖漁業協同組合の組合員である浦田水産株式会社のマダイ海面養殖業です。浦田水産は天草諸島周辺で使用している3つの漁場のうち、本AIP及びASC認証取得を視野に入れているのは稚魚の育成を行う樋島漁場と出荷サイズに成長するまで育成する前島漁場です。 活動計画に基づき、養殖場による周辺生態系や生息域への影響評価のモニタリング、稚魚及び飼料の持続可能性の評価、病害虫の管理、養殖業の社会的責任に関する方針策定などを行なっています。


プロジェクト進捗

本プロジェクトは1年間の活動計画に基づき改善を実施し、半年毎に進捗確認と報告を行っています。

2019年8月 ASC予備審査

浦田水産株式会社のマダイ養殖業を対象に、熊本県海水養殖漁業協同組合がASCシーバス・タイ・オオニベ基準に基づいた予備審査を実施。

2020年6月 熊本マダイAIP開始

SC予備審査で明らかになった課題に取り組みます。 例えば、養殖場による周辺生態系や生息域への影響評価のモニタリング、稚魚及び飼料の持続可能性の評価、養殖業の社会的責任に関する方針策定などを行なっています。


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