宮城・女川銀鮭AIP

開始時期2017年6月
終了予定時期2019年6月
場所宮城県女川町
参加者株式会社マルキン、フィッシャーマンジャパン、株式会社シーフードレガシー
対象種ギンザケ(Oncorhynchus kisutch)
漁具の種類養殖漁業、海上生簀
生産量~160t(ASC認証単位の年間生産量)
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活動計画ダウンロード

結果

日本で初めて銀鮭のASC認証を取得しました! 株式会社マルキンが、国際非営利組織Ocean Outcomes日本支部(現:株式会社シーフードレガシー)、一般社団法人フィッシャーマン・ジャパンとともに2017年より取り組んでいた「宮城女川・銀鮭AIP」が、​日本で初めてギンザケのASC認証を取得​しました。 今回取得したASC(Aquaculture Stewardship Council) 認証は環境と社会に配慮した責任ある水産物であることを証明する国際的な制度です。


背景

女川町は宮城県北中部の三陸海岸に位置しています。水深が深く主要な海流が交わる周辺海域では牡蠣やホタテ、海苔などの養殖業が盛んな日本でも有数の好漁場です。本プログラムを行う株式会社マルキンは1977年に国産のギンザケでは初めて事業レベルでの養殖を成功させ、以来生産から加工までを一貫して行ってきましたが2011年3月11日の東日本大震災により壊滅的な被害を受けました。 現在は「銀王」ブランドで年間およそ465トン生産するまでに復活しましたが、よりブランド力を強化し、地域経済の復興と世界に誇れる持続可能なギンザケ養殖業を目指し本プロジェクトに取り組んでいます。


概要

2017年6月より2年間の活動計画に基づいて日本初となる養殖漁業改善プロジェクトを開始し、2020年までにASC認証取得を目標としています。 活動計画に基づき、養殖場における生産およびその周辺生態系への影響に関する情報のモニタリング、飼料の持続可能性の評価、養殖業の社会的責任に関する方針策定などを行っています。また合同会社西友では東北そして関東圏内の店舗でプロジェクト商品の取り扱いを開始しました。加えて、一部プロジェクト費用を合同会社西友に支援頂いています。


プロジェクト進捗

本プロジェクトは2年間の活動計画に基づき改善を実施し、半年毎に進捗確認と報告を行っています。

2017年4月 ASC予備審査

日本のギンザケ養殖漁業がASC規準に対して予備審査を受けた初めてのケースとなりました。

2017年6月 養殖漁業改善プロジェクト開始

ASC予備審査で特定された課題を改善するための活動計画を策定し実行します。例えば、養殖場が周辺生態系への影響に関する情報のモニタリングと対策、飼料の持続可能性の評価と改善、養殖業の社会的責任に関する企業方針などの策定などがあります。

2017年10月 合同会社西友の店舗にて取り扱い開始

東北および関東圏内の店舗にて販売を開始しました。

2018年4月 生態系への影響に関するモニタリング開始

東北大学と協働し、底生生物や溶存酸素量など養殖業が与える生態系や周辺環境に及ぼす影響をモニタリングしました。

2018年6月 飼料会社との協議開始

飼料会社と協議を開始し、ASC認証対応型の飼料に関する改善と証拠を準備しました。

2019年3月 COC認証取得

認証水産物を取り扱う際に必要なCoC(Chain of Custody:加工流通過程の管理)認証を取得しました。

2019年8月 温室効果ガス排出量の算出

ギンザケ養殖業の生産サイクルにおける温室効果ガス(GHG)排出量の算出に向けた活動を開始しました。

2019年11月 ASC認証対応型飼料を利用開始

AIP対象の生け簀でASC認証基準に対応した餌の利用を開始しました。

2020年2月 ASC本審査

国内初のギンザケASC認証取得に向けて、外部審査員による本審査が行われます。

2020年6月 ASC認証取得

日本初のギンザケのASC認証を取得しました。


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