70年ぶりに大規模改正がされた「新漁業法」の施行や、日本で初となるIUU(違法・無報告・無規制)漁業の撲滅を目的とする「特定水産動植物等の国内流通の適正化等に関する法律」の成立に、サステナブルシーフード・コンサルタント、政府関連委員会の有識者委員、市民社会プラットフォームのメンバーといった複数の立ち位置から携わりました。
「豊かな海を次世代へ」というコンセプトのもと、組織の中にいる個人の強い思いからムーブメントが起きることをハイライトすべく、サステナブル・シーフードの未来をつくる海のイノベーターに焦点を当てるオンライン・メディア「SEAFOOD LEGACY TIMES(シーフードレガシータイムズ)」をローンチしました。
2015年から毎秋開催しアジア最大級に成長したプラットフォーム・イベント「東京サステナブルシーフード・シンポジウム(TSSS)」、を2020年11月に初めてオンラインで開催し、日本を含め58カ国・地域から史上最多となる約3,800人の参加者数を記録しました。国内でサステナブル・シーフードのコンセプトが深く浸透しムーブメントが加速していることが可視化されると共に、海外からの日本の動きへの関心が高まっていることが改めて浮き彫りになりました。
ムーブメントのフェーズ・シフトに合わせ、広報・ブランディング部及び企画営業部を増員し、情報発信及びパートナー・エンゲージメントに一層の幅を持たせる体制をつくりました。また漁業科学部を独立させ、より専門性の高いサービスをクライアントに提供できる体制を整えました。
持続可能な開発のための海洋環境及び海洋資源の保全や持続的活用の実現を目的に、World Economic Forum(世界経済フォーラム、WEF)及びWorld Resources Institute(世界資源研究所、WRI)の招集により2018年に設立された国際プラットフォーム、Friends of Ocean Action(FOA)にメンバーとして招集されました。
設立7年目に突入し、弊社は新たに「VISION2030」を掲げました。
SFLが描くのは、日本の水産業の持続的成長産業化を通じ、海に関わる全ての人が笑顔に包まれ、未来に希望の明かりが灯る世界。SDGs達成目標年である2030年までに、日本が以下のような水産先進国として世界に認知、歓迎され、日本の新たなアイデンティティをつくることをめざします。
水産市場先進国:国内流通される水産物の75%以上が、環境持続性と社会的責任が担保されている、あるいはそれに向けた改善がなされている、水産市場先進国に
水産生産先進国:国内生産される水産物の75%以上が、環境持続性と社会的責任が担保されている、あるいはそれに向けた改善がなされている、水産生産先進国に
国際連携先進国:公海や高度回遊魚における資源管理の国際的枠組みで、持続可能性を追求する連携のリーダーシップを発揮する、国際連携先進国に