生命力溢れる海が身近にあり、海に関わるすべての人が笑顔と活気に包まれ、未来に希望の明かりが灯る世界を実現させる。その第一の要は、世界有数の水産市場である日本の持つバイイングパワーにあると、私たちは考えます。
国内の大手末端流通企業によるサステナブル&レスポンシブル・シーフードの需要が増えることで、日本に本社を構える複数の国際水産企業が協働し、国内外のサプライチェーンにおける環境持続性や社会的責任を追求する体制が整ってゆく – この実現への伴奏が、シーフードレガシーの1つ目の事業領域「マーケット・トランスフォーメーション」です。
そして、水産業界へのESG投融資の規模拡大が強力な後押しとなり、環境持続性や社会的責任を追求するフロントランナー企業が増え、取り組みが進み、水産ビジネスモデルの改革が加速してゆく – この実現への基盤整備が、私たちの2つ目の事業領域「ファイナンス・エンゲージメント」です。
さらに、その改革の流れが政府や国際機関による規制改革・政策実施によって主流化され、次世代への責任を果たす正規の事業者が正当に評価される社会が構築される – これへの参画が、私たちの3つ目の活動領域「ポリシー・リフォーム」です。
水産事業、投融資、管理の各分野で生まれる複数のイニシアチブを紡いでムーブメントに編み込み、その発展や連動性を可視化してより多くのステークホルダーが積極的に参加する仕組みをつくることも、シーフードレガシーの主要事業領域の一つです。私たちは、サステナブル&レスポンシブル・シーフードに特化したイベントとしてアジア最大級に成長した「東京サステナブルシーフード・サミット(TSSS)」を年次開催し、サステナブル・シーフードの未来をつくる海のイノベーターたちを紹介するオウンドメディア「シーフードレガシー・タイムズ」を運営しています。
水産業における環境持続性や社会的責任の追求は、日本でも、いや、どこよりも海と密接に関わってきた日本だからこそ、達成をステークホルダーの皆様と共に祝い合える日を迎えることができると、私たちは強く信じています。
ソーシャル・ベンチャーである当社は、未来世代に対しての責任を本気で果たそうとする多様なステークホルダーを全力でサポートし、多くの海外事例に学びつつ日本に適した解決策を共に形づくることで、持続する豊かな海の実現に貢献して参ります。