Road to TSSS2024:
2024 責任あるマグロ類調達シンポジウム

日本は世界で有数のマグロ消費大国です。そのため多くの日本企業がマグロの流通に関わっており、世界からのマグロの責任ある調達への期待は大きくなっています。


かつては、クロマグロなどは資源枯渇が懸念され、その持続可能な資源管理に注目が集まっていました。しかし近年ではこれに加えて、マグロ漁船における強制労働などが次々報告されていることもあり、人権デューデリジェンスの重要性も増しています。

 

こうした背景から本シンポジウムでは、現在マグロ市場が抱える3つの課題を取り上げ、セッションを設けました。

 

それぞれのセッションで、責任あるマグロ類調達に関する国際的な動向を把握したうえで、日本市場における責任ある調達を実現するための課題を共有し、解決の方向性を探ります。
 

シンポジウム概要

 

開催日時

2024年6月7日(金)10:00-17:05(開場9:30)

*17:30-19:30 レセプションあり

会 場

九段会館テラス コンファレンス&バンケット 鳳凰

〒102-0074 東京都千代田区九段南1-6-5 九段会館テラス2階 (MAP

*当日のオンライン配信および後日のアーカイブ配信はございません

参加費 無 料
対象者 水産業界関係者の方
参加方法

お申込数が定員に達したため、受付を終了いたしました。沢山のお申込ありがとうございました。

共 催 株式会社シーフードレガシー、(公財)世界自然保護基金ジャパン
ご注意事項

1. 本セミナーは、お一人様ずつの事前登録が必要です。

2. 本登録によって得られたデータ、および当日に撮影した会場での写真、ビデオ動画は、主催の公式サイ  ト、メールマガジン、SNS、結果報告書のみに使用されます。

 


プログラム

 時 間

セッション

10:00-10:10

開会の挨拶

花岡 和佳男 株式会社シーフードレガシー 代表取締役社長

10:10-10:40

基調講演「マグロ類の資源管理の経緯」

福田 工 水産庁 資源管理部 審議官

10:45-12:25 


 
 
 

セッション1:持続可能なマグロ製品の現在(MSC認証製品を中心として)
世界的にMSC認証が拡大しているマグロ製品。しかし、まだ日本での流通は限られており、また、MSC認証の継続には多大な労力と多岐にわたるステークホルダーとの協働、マーケットからのサポートが必要不可欠です。このセッションでは、認証漁業が抱える課題とともにマーケットによるサポート体制のあり方を議論します。

モデレーター:植松 周平 WWFジャパン(公益財団法人世界自然保護基金ジャパン) 自然保護室 海洋水産グループ IUU漁業対策マネージャー 兼 水産資源管理マネージャー)

MSC認証取得マグロ漁業による課題解決

前橋 知之 共和水産株式会社 取締役 会長執行役員

松永 賢治 株式会社 明豊 代表取締役社長

末端流通による課題解決のあり方

松本 哲 日本生活協同組合連合会 ブランド戦略本部サステナビリティ戦略室

中西部太平洋かつお、まぐろ類のMSC認証漁業の現状と課題

ジェラルド・ディナルド博士(Dr. Gerard DiNardo) 

SCS Global Services MSCフィッシャリー シニア・テクニカル・スペシャリスト

12:25-13:30   昼 休 憩 
13:30 – 15:10
 
 
 
 

セッション2:人権侵害と強制労働の課題
NGOなどによる調査の結果、マグロ漁業における強制労働や人権侵害が指摘され、人権侵害に関与する製品が市場で流通しています。このセッションでは、こうした問題を理解し、解決に向けた国際的な取り組みの方向性と企業の調達責任について議論します。 

モデレーター:ギャレット・オクラシンスキー(Garrett Okrasinski)Fish Wise ソーシャル・レスポンシビリティ プロジェクト・ディレクター

日本市場が関わる人権侵害の事例

中島 力 Environmental Justice Foundation (EJF)  日本担当

国際的な枠組みと協働の概要

田中 竜介 国際労働機関(ILO)駐日事務所 プログラムオフィサー(渉外・労働基準専門官)

企業が求められる人権デューデリジェンスの概要

ダリル・デルガド(Daryll Delgado) Dignity in Work for All(DIWA)  リサーチ・アンド・ステークホルダー・エンゲージメント シニア・ディレクター

15:20 -17:00
 
 
 
 

セッション3:マグロサプライチェーンにおける電子モニタリングの課題と可能性(トレーサビリティの一環として)
国際的に導入の議論が加速している電子モニタリングの現状を把握し、実装するうえでの課題と可能性について議論します。

モデレーター:桑田 由紀子 株式会社シーフードレガシー セクター連携推進部チーフ 兼 IUUフォーラムジャパン コーディネーター

国際的なプラットフォームによる取り組みと挑戦

ガンサー・エリホルト (Gunther Errhalt)Global Tuna Alliance アウトリーチ 日本代表

電子モニタリングの現状と活用

ロブ・ジョンソン(Rob Johnson)The Nature Conservancy シニア・コーポレート・エンゲージメント・アドバイザー、フィッシャリーズ & アクアカルチャー

漁船による電子モニタリング実装の課題

臼井 壯太朗 株式会社臼福本店 代表取締役社長

トレーサビリティへの取り組みの重要性とツール(仮)

レネー・ペリー(Renee Perry)Culinary Collaborations LLC CSR、ESG、クオリティ・アシュアランス、フード・セイフティ&コンプライアンス バイスプレジデント

17:00 – 17:05

閉会の挨拶

前川 聡 WWFジャパン(公益財団法人世界自然保護基金ジャパン)自然保護室  海洋水産グループ長

17:30 - 19:30 レセプション 

 

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