世界の水産業界はいま、生物多様性の損失を助長する破壊的/過剰な漁業、サステナビリティを追求する水産資源管理の精神を蔑ろにするIUU(違法・無報告・無規制)漁業、人身売買や強制労働などに代表される労働者の人権侵害など、責任あるビジネスを脅かすリスクを幾つも抱えています。
水産業界における国際食料安全保障の担保、ネイチャーポジティブの実現、そして人権侵害への対策を推し進める水産企業と金融機関の連動の形を描くにあたり、本セミナーでは、まずはこれらの課題に焦点をあて深掘りします。
本セミナーは、2024年を通じて開催予定の、東京サステナブルシーフード・サミット2024に向けた、連続セミナーシリーズの第一弾です。
開催予定時期 | 内 容 |
第1回(4月5日) | 水産業界における責任あるビジネスを脅かすリスク |
第2回(5月開催予定) | 水産企業にとっての環境関連情報開示のメリットと国際潮流 |
第3回(7月開催予定) | 金融機関における持続可能な水産業に関する投融資方針策定の動き |
第4回(10月開催予定) *東京サステナブルシーフード・サミット内 |
論点まとめ、水産企業と金融機関の連動に関する議論 |
開催日時 | 2024年4月5日(金)15:00-16:45 |
開催形式 |
ハイブリッド(会場、オンライン) |
会場 | 3x3 Lab Future サロン (東京都千代田区大手町1-12 大手門タワー・ENEOSビル1F) |
参加費 | 無 料 |
対象者 | 金融業界、水産業界関係者の方 |
参加方法(会場) | *本セミナーは終了しました |
参加方法(オンライン) | *本セミナーは終了しました |
プログラム *内容や時間は予告なく変更となる可能性がございます |
14:30-15:00 会場受付(オンラインは14:50よりオープン) 15:00-15:05 開会挨拶 (株)シーフードレガシー代表取締役社長 花岡和佳男 15:05-15:20 「水産資源を枯渇させる破壊的/過剰な漁業およびIUU漁業とその対策」 WWFジャパン 自然保護室 海洋水産グループ長 前川 聡氏 15:20-15:35 「水産業界に蔓延する労働者の人権侵害とその対策」 認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウ ビジネスと人権プロジェクト プロジェクト担当職員 川崎 可奈氏 15:35-15:50 「水産業におけるリスクと機会への対応」 プラネット・トラッカー 海洋チーム長 フランソワ・モズニエ氏 15:50-16:35 対談「課題解決へ向けた金融機関と水産関連企業による連携モデル」 前川 聡氏、フランソワ・モズニエ氏、川崎 可奈氏、花岡和佳男 16:35-16:45 閉会挨拶 (株)シーフードレガシー代表取締役社長 花岡和佳男 |
主 催 | (株)シーフードレガシー、(公財)WWFジャパン |
ご注意事項 |
・アーカイブ動画は公開いたしません ・飲み物は各自でご用意ください |
前川 聡氏
WWFジャパン(公益財団法人世界自然保護基金ジャパン)
自然保護室 海洋水産グループ長
渡り性水鳥の全国調査および国際保全プログラムのコーディネーター業務、WWF サンゴ礁保護研究センター(沖縄県石垣島)での住民参加型の環境調査および普及管発業務、海洋保護区 の設定および管理状況の評価業務等に従事後、2011年より東日本大震災復興支援プロジェクト と水産エコラベルの普及および取得支援に携わる。
フランソワ・モズニエ氏
プラネット・トラッカー 海洋チーム長
金融、自然保護、持続可能な農業の分野で15年の経験を持つ。プラネット・トラッカーに入社する前は、Exane BNP ParibasとCapital Groupで金融アナリストを務め、 Conservation Capitalでは自然保護金融のスペシャリストを務めた。
川崎 可奈氏
認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウ ビジネスと人権プロジェクト プロジェクト担当職員
国際的なネットワークを活用して多国籍企業の動向を監視・調査し、国際基準に基づきバリューチェーン上の人権侵害状況の改善を実現するように求めて活動する、ビジネスと人権プロジェクトにて、プロジェクトの事実調査・政策提言・エンパワーメント支援の基幹業務を担う。2022-2023年、韓国国際NGO APILとの水産業共同プロジェクトに携わる。
花岡 和佳男
株式会社シーフードレガシー 代表取締役社長
フロリダの大学にて海洋環境学及び海洋生物学を専攻。卒業後、モルディブ及びマレーシアにて海洋環境保全事業に従事し、2007年より国際環境NGO日本支部でサステナブルシーフード・プロジェクトを企画・始動・牽引。独立後、2015年7月に東京で株式会社シーフードレガシーを創立し、CEOに就任。「海の自然・社会・経済の繋がりを象徴する水産物(シーフード)を、豊かな状態で未来世代に継ぐ(レガシー)」ことをパーパスに、国内外のビジネス・政府・NGO・アカデミア・メディア等多様なステークホルダーをつなぎ、日本の環境に適った国際基準な地域解決のデザインに取り組んでいる。
世界経済フォーラム Friends of Ocean Action メンバー
内閣府 規制改革推進会議 水産WGおよび農水WG 専門委員
水産庁 水産物流通適正化法検討会議および漁獲証明制度に関する検討会 委員