日本で消費されているエビが抱える環境・人権課題とは
日本は世界でも有数のエビ消費大国で、東南アジアを中心に多くのエビを輸入に頼っており、日本で消費される90%以上のエビが輸入品と推定されています。
国際的に見てエビの主要輸入国である日本の水産市場において、エビの責任ある調達を推進することは、水産企業の社会的責任です。
本セミナーは、エビ産業における環境・社会課題を整理し、責任ある調達を推進していくにあたり、どのような行動を水産企業は求められるのかを議論します。
開催日時 | 2024年8月7日(水)14:30-17:00 |
会場 |
コングレスクエア日本橋 3階 - ホールC・D 〒103-0027 東京都中央区日本橋1-3-13東京建物日本橋ビル2階、3階(Map) *オンライン配信、アーカイブ配信はございません。 |
参加費 | 無 料 |
対 象 | 水産企業の経営企画部、調達担当の方 |
参加方法 |
以下のボタンよりお申し込みください(受付終了) |
プログラム *内容や時間は予告なく変更となる可能性がございます *一部登壇者は事前収録形式によるご登壇となります |
14:00-14:30 会場受付 14:30-14:40 開会挨拶 (株)シーフードレガシー 企画営業部 高橋 諒 14:40-15:00 「日本の水産市場におけるエビの責任ある調達に取り組む重要性~インドネシアの改善事例 から~」 WWFジャパン 海洋水産グループ 吉田 誠 15:00-15:20 「エビ産業における人権課題と求められる企業の対応」 (株)オウルズコンサルティンググループ プリンシパル 大久保 明日奈 15:20-15:40 「ASCデジタルトレーサビリティプロジェクト」 水産養殖管理協議会(ASC) イノベーション部門 シニアプログラム アシュアランス マネージャー クリストフ・ベベルナゲ(Kristof Bevernage) 15:40-16:00 「トレーサビリティにおける新たな課題とケーススタディ」 Whole Chain 戦略イニシアティブ ディレクター エリン・テイラー(Erin Taylor) 16:00-16:50 ディスカッション、質疑応答 スピーカー:ASCジャパン 渉外担当 松井 大輔、世界水産物連盟(GSA: Global Seafood Alliance) マーケットディベロップメント 日本マーケット担当 芝井 幸太 ファシリテーター:(同上)高橋 諒 16:50-17:00 総 括 (同上) 高橋 諒 |
主 催 | ASCジャパン、Global Seafood Alliance、(株)シーフードレガシー |
ご注意事項 |
1. 本セミナーは、お一人様ずつの事前登録が必要です。 |
吉田 誠
WWFジャパン 海洋水産グループ
WWFジャパン海洋水産グループ所属。南米、東南アジア、中国などで、日本が輸入・消費している水産物(シーフード)の持続可能な生産と、現地の自然保護活動の支援を担当。海外のWWFスタッフとも協力し、多くの生物が息づく海の自然と、漁業・養殖業、流通、消費のサプライチェーンを結んだ視点で活動に取り組む。
大久保 明日奈
(株)オウルズコンサルティンググループ プリンシパル
金融機関、デロイト トーマツ コンサルティング合同会社等を経て現職。慶應義塾大学経済学部卒業。英国ユニバーシティカレッジロンドン(UCL)都市開発経済学修士課程修了。環境政策(カーボンニュートラル、サーキュラーエコノミー等)、サステナビリティ情報開示、サプライチェーンにおける人権対応など、サステナビリティ関連の広範なテーマに係る知見を有する。
著書に『すべての企業人のための ビジネスと人権入門』(共著:日経BP)、『エシカル白書2022-2023』(共著:山川出版社)がある他、経済産業省/中小企業庁主催「ビジネスと人権」セミナーや野村證券主催「スピーカーシリーズ インパクト投資とインパクト計測」など幅広いテーマの講演実績多数。
労働・人権分野の国際規格「SA8000」基礎監査人コース修了。
ISO30414 (人的資本情報開示のガイドライン)リードコンサルタント/アセッサー。
一般社団法人エシカル協会理事。
クリストフ・ベベルナゲ(Kristof Bevernage)
水産養殖管理協議会(ASC) イノベーション部門 シニアプログラム アシュアランスマネージャー
クリストフ・ベベルナゲはサプライチェーン・ロジスティクスの分野で豊富な経験を有し、ヨーロッパ、アジア、アフリカにおいて、非常に複雑かつ時間的制約のある状況で働いた経験を持つ。 環境監査とコンサルティングに従事した後、海洋管理協議会(後に水産養殖管理協議会)にプログラム保証部門の一員として参加。 キャリアを通してとりわけ新しい基準、方針、インテグリティなどに取り組んできた。 現在は、イノベーション・チームの一員として、デジタル・トレーサビリティ・プロジェクトを率いている。
Erin Taylor(エリン・テイラー)
Whole Chain 戦略イニシアティブ ディレクター
エリン・テイラーはWholechainにおいて戦略的な取組み構築をリードしている。Wholechainはブロックチェーンに基づくトレーサビリティソリューションを提供しており、これにより細かく分割されたサプライチェーン全体の信頼性、協調性、透明性を実現している。Wholechainは、エスティ ローダー、チキン・オブ・ザ・シー、マコーミック、ウェグマンズなど数多くの顧客企業を持つ。自身はここ10年、持続可能性とトレーサビリティという目標に向けての業界の歩みをサポートし、小売企業、ホスピタリティ企業、中間サプライチェーン企業への助言を行う。
松井 大輔
水産養殖管理協議会(ASCジャパン) 渉外担当
2015年にアジア初のサステナブルシーフードをコンセプトとしたレストランを経営。その後、水産業のサステナビリティ分野における専門コンサルティング企業であるシーフードレガシーの企画営業部に就任。企業の持続可能な水産物調達支援を通じて、日本におけるサステナブルシーフードのマーケットを構築。2020年にASC(水産養殖管理協議会)ジャパンの渉外担当に就任し、環境と社会に配慮した責任ある養殖水産物の普及に従事。
芝井 幸太
世界水産物連盟(GSA: Global Seafood Alliance) マーケットディベロップメント 日本マーケット担当
世界水産物連盟(GSA: Global Seafood Alliance) 日本マーケット担当。レストラン、コンサルティング会社にてサステナブルシーフードの認証を中心とした業務を経験の後、2021年1月より現職にて日本におけるBAP・BSPの認証を受けた水産物の取扱拡大、認知度向上、国内での認証取得などの課題に取組んでいる。埼玉県出身。
高橋 諒
株式会社シーフードレガシー 企画営業部
シドニー出身。東京農業大学にて農業経済学を専攻する。フィリピンでの農業研修を経て海外とのビジネスに興味を持ち、卒業後は築地の水産専門商社に入社。入社後南米・アジア圏の天然水産物の購買や国内外多数の業態への販売を行う。シーフードレガシーではサステナブル・シーフードのワークショップを担当し、水産調達企業に対し調達方針の策定と実施に関するディスカッションやサステナブル・シーフードの流通を目的とした物流コーディネーションを行う。